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PrEP(プレップ)とは

事前にお薬を飲んでおくことで HIV(エイズウイルス)感染リスクを最大 99%低減する方法です。
Pre-Exposure Prophylaxis（暴露前予防内服）の頭文字をとって、PrEP（プレップ）と呼ぱれています。

デイリーPrEP………: 1 日 1 錠服用するPrEPで、99%以上の感染予防効果が望めます

※当院では、HIV予防のための「PrEP（曝露前予防内服）」を処方しております。
万が一、コンドームの破損・脱落などのトラブルがあった場合は、速やかにHIV曝露後予防（PEP）に対応できる専門の医療機関を受診してください。
厚生労働行政推進調査事業費補助金（エイズ対策政策研究事業）「HIV感染症の医療体制の整備に関する研究」
https://hiv-hospital.jp/patient/

PrePを検討すべき対象の方

MSM
男性同性愛者
バイセクシュアル男性

HIV陽性パートナーを
持つ方

性風俗従事者
（不特定多数との
行為の可能性がある方）

コンドームを使用しない
リスク行為がある方

PrePの服用方法と使用可能薬剤

性行為頻度の高い場合や、予定が予測しにくい場合に適しており、
HIV感染を高い確率で防ぎたい方にお勧めです。

デイリーPreP

リスクの行為に備え、毎日服用する

リスクのある行為に備え、1日1回決まった時間に1錠内服します。
行為のない日も決まった時間に服用が必要です。

価格表

商品名: ツルバダ®配合錠
（国内でのHIV感染予防薬はツルバダのみです。）
内容量: 30錠
価格: 198,000円（税込）
※受診料、送料、無料

※海外からのジェネリック医薬品を医師の個人輸入によって使っている医療機関がありますが、PEP、PrEPのジェネリック医薬品は日本では医薬品医療機器等法に基づく厚生労働大臣の承認がされていないため、恵心クリニックでは使用しておりません。
また、医薬品は正しく使っていても、副作用の発生が防げない場合があります。そのため、国による「医薬品副作用被害救済制度」という制度がありますが、海外からの医師の個人輸入による医薬品は厚生労働大臣の承認がされていないため適用されません。

PrEP服用時の注意点

HIV 検査: 万が一 HIV に感染した状態で PreP を服用すると、ウイルスの耐性化（薬が効かないウイルスが発生）リスクが生じます。
腎機能検査: Prep は腎臓から排出される薬のため、腎機能に影響を及ぼす可能性があるため、確認が必要です。
B 型肝炎検査: B 型慢性肝炎ウイルスに感染している方は、この薬の使用を中止すると B 型慢性肝炎が悪化することがあります。特に進行した B 型慢性肝炎の場合は、症状が重くなることがあります。服用前に B 型肝炎の有無を確認し、適切な管理が必要です。